渡部 惠一郎 (わたなべ けいいちろう)
日本ヘンデル協会創設者・故人

東京藝術大学音楽学部楽理科卒業。音楽学を服部幸三氏に学ぶ。
1967年―69年および 1987年アレクサンダー・フォン・フンボルト財団の招聘によりドイツおよびイギリスでヘンデル研究に携わる。
1972年から桐朋学園大学、東京藝術大学その他において教鞭をとる。
桐朋学園大学客員教授。

● 著書
『ヘンデル―人と作品』(1966)

● 楽譜
『メサイア』ヴォーカル・スコア(解説)全音楽譜出版社(Barenrenreiter譜の国内版)
『ヘンデル:アリア選集 1』オペラ編、全音楽譜出版社
『ヘンデル:アリア選集 2』オペラ編、全音楽譜出版社
『ヘンデル:アリア選集 3』オラトリオ編、全音楽譜出版社
● 主な論文
"Handels italienische Kopisten",
in : Gottinger Handel Beitrage, Barenrenreiter Verlag 1987; 
"The Music Paper used by Handel and his Copyists in Italy, 1706-1710",
in:Handel Collections and their History, Oxford University Press 1993;
「バロック・オペラの舞台空間と演技―ヘンデルを中心に」(『国立音楽大学音楽研究所年報』第11集1995)

1994年以来様々な団体とともにヘンデルの劇作品の企画構成演出に携わる。
1990年以来イギリスのHandel Institute会員。
1998年日本ヘンデル協会(The Handel Institute Japan)を創設、同協会代表を務めた。

2001年12月11日逝去。