石塚 たすく (いしづか たすく) カウンターテナー
神奈川県出身。洗足学園大学ピアノ科卒業後、渡欧し声楽科に転科。オーストリアのJ・マティアス・ハウアー市立音楽院、オランダ デンハーグの王立音楽院に学ぶ。 これまでに声楽を江口元子、金井隆子、宮廷歌手オリヴェッラ・ミリャコヴィッチ、オルガ・ワルラコロ、クルト・ヴィートマーの各氏に師事。ロレーヌ・ヌバール、ダルトン・ボールドウィンの声楽、ドイツリートのマスタークラスを終了。 オーストリア、オランダを中心に教会コンサート、ミサ、オラトリオ、バロックオペラ等に出演。これまでに演奏した都市、劇場はオランダ、アムステルダムのメアーファート劇場、アーマースフォートのフリント劇場、グロ-ニンゲンの市立劇場、ネイメイゲンのコンツェルトハウス、ズヴォレの市立劇場、その他ウイ-ンのベートヴェンハウス、フロリダ州セント・ピータースバーグ(アメリカ)など。
1999年、札幌PMFパシフィック・ミュージック・フェスティバル(レナード・バーンスタイン氏により1900年に創立)に参加し二コラスマックギーガン氏の指揮でヘンデル、メサイアのアルトソロを担当。 同年、オランダ アムステルダムのオペラプロダクションと契約しヘンデル等のオペラに出演。その他フロリダの音楽祭においてドイツリートのコンサート、オーストリアにてウイ-ン芸術週間のコンサート等に出演。 2004年にはオランダの第45回ヘルトーゲンボシュ声楽コンクールに選抜され、唯一のカウンターテナーとしてアン・デ・パラーデ劇場における本選に出場。 さらに2005年には第24回ハンス・ガボア-・ベルヴェデ-レ声楽コンクール ウイ-ン本選に出場。
2006年6月、ウイーンのGesellschaft für Musiktheaterにてソロリサイタルデビュー。音楽評論雑誌Der neue Merkerにコンサートの批評が掲載され好評を得る。 教会音楽からオペラ、そしてバロック音楽から現代音楽までの幅広いレパートリーを持ち、オペラにおいては 「真夏の夜の夢」のオベロン(ブリテン)、「ヴェニスに死す」のアポロ(ブリテン)、「オルフェオとエウリディーチェ」のオルフェオ(グルック)、「オルフェオ」の牧童、スペランツァ(モンテヴェルディ)、「アポロとヒヤシンス」のアポロ(モーツアルト)、「バスティアンとバスティエンヌ」のコラ(モーツアルト)、「ジュリアス シーザー」のニレーノ(ヘンデル)、「妖精の女王」、「アーサー王」(パーセル)のアルトソロなどを得意とする。
現在オーストリアのウイ-ンを拠点に演奏活動をおこなっている。
日本ヘンデル協会会員
●ホームページ: http://www.tasukuishizuka.com/
(2007年8月現在)