2009年 Handel Year 250th Commemoration



Handel Year
2009
2009年はHandel (1685-1759) の没後250年記念の年です。
日本ヘンデル協会ではさまざまな企画をしていますが、
その2009年・記念の年の中核の企画は
ロンドン・ヘンデル・フェスティバル音楽監督の
Laurence Cummings ローレンス・カミングズ氏の指揮による
ヘンデル:オペラ 《オットーネ》
全曲上演です。

2009年9月23日(水・祝)
北とぴあ・さくらホールにて
(王子駅前=JR京浜東北線・地下鉄南北線)

北とぴあ国際音楽祭に「特別参加公演」として
参加が認められました!



※チケット取扱いは
日本ヘンデル協会事務局 042-395-8283
  東京文化会館チケットサービス 03-5685-0650
  北とぴあ1階チケット売り場

※カミングズ氏のチェンバロ・リサイタルも開かれます。
2009年9月17日(木)19:00近江楽堂
くわしくはこちら

Laurence Cummings
Conductor



《オットーネ》の主人公は
ドイツ王(ザクセン朝)、第2代神聖ローマ皇帝(在位973-983)であった
オットー2世(ドイツ語オットーのイタリア名がオットーネ)。
神聖ローマ帝国初代皇帝オットー1世(オットー大帝、在位962-973)の子です。

ヘンデル時代の歴史ものオペラ作品によくあることですが、
オペラ台本の内容はある程度史実を反映しつつも、
歴史そのものを描くことよりも、そうした人物をいかしながら
新たなストーリーが展開します。

日本ヘンデル協会では2009年秋の公演に向けて、
ストーリーの紹介、作品の解説などさまざまな企画を準備して
より深く面白く作品を楽しんで頂けるよう準備していく計画です。
当ホームページでも折に触れて紹介していきたいと思います。

ご期待下さい。

※ 《オットーネ》の「あらすじ」を紹介しているサイトを発見しました。
当協会とは関係なく運営されているサイトで、
解釈や演出の観点からも別ものですが、
参考になればと思いご紹介します。


ヘンデル没後250年記念公演

 日本ヘンデル協会コンサート・シリーズ Vol. 14
(⇒詳しくはこちらまで)

2009年9月23日(水・祝)16:00開演
北とぴあ・さくらホール(王子駅前=JR京浜東北線・地下鉄南北線)

オペラ 
《オットーネ》 Ottone (全曲)
ヘンデル没後250年祭記念事業 Event No.7 - The Final Event

指揮 Laurence Cummings ローレンス・カミングズ

出 演
上杉清仁(CT: オットーネ)、村谷祥子(S:テオーファネ)、
藤井 あや(S:ジスモンダ)、池田弦(CT:アデルベルト)
田村由貴絵(MS:マティルダ)、春日保人(Br:エミレーノ)ほか

ヘンデル・インスティテュート・ジャパン・オーケストラ
(コンサート・マスター 桐山建志)
チェンバロ:平井み帆

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Laurence Cummings

Conductor

ローレンス・カミングス
指揮/チェンバロ

 英国の古楽界におけるもっとも有望で多才な指揮者およびチェンバロ奏者。オックスフォード大学クライストチャーチ・カレッジをオルガン奨学生として一等で卒業。1996年、ロンドンの王立音楽院の古楽科の主任に就任。ティルフォード・バッハ・ソサエティの音楽監督、ヘンデル・ハウス・ミュージアムの理事も務める。1999年以来ロンドン・ヘンデル・フェスティヴァルの音楽監督として、ヘンデルのオペラ《アグリッピーナ》《ソザルメ》《ヘラクレス》《エツィオ》《リッカルド1世》《トロメーオ》、オラトリオ《デボラ》《アターリア》《エステル》《サムソン》《アレクサンダー・バルス》などを指揮している。

 そのほかオペラの分野では、イングリッシュ・ナショナル・オペラにおけるモンテヴェルディ《ポッペアの戴冠》《オルフェオ》、ヘンデル《セメレ》、グラインドボーン音楽祭におけるヘンデル《ジューリオ・チェーザレ》、イングリッシュ・ツーリング・オペラにおけるヘンデル《アリオダンテ》《トロメーオ》、オペラ・シアター・カンパニーのヘンデル《ロデリンダ》(英国、アイルランド、ニューヨーク)、ロイヤル・オペラ・ハウスのリンベリー・シアターにおけるヘンデル《アルチェステ》、クロアチアでのパーセル《アーサー王》、王立音楽院での《ポッペアの戴冠》、ラモー《ダルダニュス》などを指揮。最近、ボストンのヘンデル・アンド・ハイドン・ソサエティの《オルフェオ》を指揮し、アメリカ・デビューを飾った。

 コンティヌオ奏者としては、レザール・フロリサン、シックスティーン、ガブリエリ・コンソート、エイジ・オブ・エンライトゥンメント管などの古楽グループ、ウィリアム・クリスティ、ポール・マクリーシュ、ハリー・クリストファーズらの指揮者と定期的に共演。演出家では、グレアム・ヴィック、ピーター・セラーズ、アナベル・アーデン、ジェイムズ・コンウェイ、ロバート・カーセンなどとコラボレーションしている。

 オーケストラではロイヤル・リヴァプール響、アルスター管弦楽団、ハレ管弦楽団、アイルランド・バロック管、王立音楽院バロック・オーケストラなどを指揮。

 レコーディングも多く、代表的なものとしては、ヘンデルの新発見された《グローリア》の初録音(BIS、エマ・カークビー独唱、王立音楽院バロック・オーケストラ)、ナクソス・レーベルのためのチェンバロのソロ・ディスク(ルイ&フランソワ・クープラン)などがある。最近ではアンゲリカ・キルヒシュラーガーによるヘンデル・アリア集(ソニー)の指揮も行った。

 今後の予定としては、ガーシントン・オペラにおけるヴィヴァルディ《ダリウスの戴冠》、イェーテボリ・オペラにおける《ジューリオ・チェーザレ》などがある。またオペラ以外では、ポルトのカーサ・ダ・ムジカでの演奏会、ニューヨーク・リンカーン・センターでのエイジ・オブ・エンライトゥンメント管との公演、イングリッシュ・コンサートの公演などが予定されている。

【新情報 2008年12月】 2009年のロンドン・ヘンデル・フェスティバルではヘンデルのオペラ《アレッサンドロ》を指揮(2009/4/1)。グラインドボーン音楽祭(2009年夏)ではヘンデル《ジューリオ・チェーザレ》(全公演)、パーセル《妖精の女王》(ウィリアム・クリスティーと半々)の指揮を執る。4月の《アレッサンドロ》はJTB、郵船航空のツアーでも鑑賞可能。




 Laurence Cummings is one of Britain's most exciting and versatile young exponents of historical performance both as harpsichord player and conductor. He was an organ scholar at Christ Church Oxford where he graduated with first class honours. In 1996 he was appointed Head of Historical Performance at the Royal Academy of Music which has led to both baroque and classical orchestras forming part of the established curriculum. He is also Musical Director of the Tilford Bach Society and a trustee of Handel House London. Since 1999 he has been Music Director of the London Handel Festival where performances have included productions of Deborah, Athalia, Esther, Agrippina, Sorsame, Alexander Balus, Hercules, Samson,Ezio, Riccardo Primo and Tolomeo.

 Opera productions include L’Incoronazione di Poppea, Semele and Orfeo for English National Opera, Giulio Cesare for Glyndebourne Festival Opera, Ariodante and Tolomeo for English Touring Opera, Rodelinda for Opera Theatre Company in the UK, Ireland and New York, Alceste at the Linbury Theatre Covent Garden as part of the London Bach Festival, Time Flows (based on music by Handel and Hendrix) for Streetwise Opera, Caverlieri’s Rappresentatione di Anima e di Corpo, Eccle’s The Judgement of Paris and King Arthur in Croatia, Francisco António de Almeida’s La Spinalba and La Guiditta at the Casa da Musica in Porto and L’Incoronazione di Poppea and Dardanus at the Royal Academy of Music. He recently made his US debut conducting Orfeo with the Handel and Haydn Society in Boston.

 As a continuo player he has worked regularly with Les Arts Florissants, The Sixteen, The Gabrieli Consort, and The Orchestra of the Age of Enlightenment, and conductors William Christie, Paul McCreesh and Harry Christophers. He has collaborated with Stage Directors Graham Vick, Peter Sellars, Annabelle Arden, James Conway and Robert Carsen

 His orchestral engagements include concerts with the Royal Liverpool Philharmonic, Ulster Orchestra, Hallé Orchestra at the Bridgewater Hall, Irish Baroque Orchestra, Royal Academy of Music Baroque Orchestra (B minor Mass at the London Bach Festival) and Monteverdi’s 1610 Vespers at the Spitalfields Festival.

 His numerous recordings include the first recording of Handel’s newly discovered Gloria with Emma Kirkby and the Royal Academy of Music on BIS and recital discs of solo harpsichord music (including music by Louis and Francois Couperin) for Naxos. He has recently completed a solo disc of Handel arias with Angelika Kirschlager for BIS.

 Future plans include performances Vivaldi L'Incoronazione di Dario for Garsington Opera and Giulio Cesare for Gothenburg Opera. He gives concerts at the Casa da Musica, with the Orchestra of the Age of Enlightenment at the Lincoln Center New York and with the English Concert.

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日本ヘンデル協会・協力

2009年9月17日(木)  19:00
東京オペラシティ3階・近江楽堂
ローレンス・カミングズ チェンバロ・リサイタル
全席自由: \4,000

出演: ローレンス・カミングズ(Cemb)
共演: 林 美枝 (Cemb)

フランソワ・クープラン:2台のクラヴサンによるアルマンド(第9組曲より)
ルイ・クープラン: 組曲 ハ長調
G.F.ヘンデル: 組曲 ニ短調 HWV 428
J.S.バッハ: 2台のチェンバロのための協奏曲 BWV 1061ほか

※オペラ《オットーネ》の前に指揮・チェンバロのカミングズ氏の
ソロ/ジョイントのリサイタルはいかがですか?



Event Records
250年祭のオペラに向けたイベントは終了しました。
ありがとうございました。


 ヘンデル没後250年祭・記念講演 ◆
ヘンデル没後250年祭記念事業 Event No.6

2009年6月28日(日)13:15-16:15
東京文化会館 4階 中会議室 No. 1
  ※「出演者入口」を入った奥のエレベーター で。

ヘンデル没後250周年記念講演
~ 日本におけるヘンデルの受容と今後の展望 ~

講師: 藤江効子(日本ヘンデル協会会長)

2009年はヘンデル没後250年にあたります。
(⇒記念事業についてはこちらまで)
当協会でもオペラ≪オットーネ≫を上演ほか、
さまざまなイベントを開きますが、
オペラ公演を間近に控えたこの時期に
協会会長・250年祭実行委員長による記念講演を開催します。

ぜひご参加下さい。

なお終了後、トラットリア・イタリアにて懇親会を開きます。
こちらもお気軽にご参加下さい。

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レクチャー
ヘンデル没後250年祭記念事業 Event No.1

2008年5月11日(日)  13:15-16:45
調布市文化会館 たづくり 304会議室(3階)
* 電光掲示板には「音楽学習会」と掲示

ヘンデルのオペラ≪オットーネ≫について

講師: 藤江効子(日本ヘンデル協会会長)

2009年はヘンデル没後250年にあたります。
当協会でも≪オットーネ≫を上演する予定です。
その準備の一環として、まずこのオペラの成立や特色をお話しするのが
今回のレクチャーの目的です。
ぜひ多くの方々にご参加いただきたいと思います。

聴講料: 会員無料  一般2000円


レコード・コンサート
ヘンデル没後250年祭記念事業 Event No.2

2008年10月26日(日)  3:00PM-5:00PM 
調布市文化会館 たづくり
(年次総会に先立って行います。)

"Who is Laurence Cummings?"
「ローレンス・カミングズ氏のプロフィール」

講師: 鈴木 宏 会員

2009年はヘンデル没後250年にあたります。
当協会でも≪オットーネ≫を上演する予定です。(⇒詳しくはこちらまで)
その指揮者ローレンス・カミングズ氏を音源で紹介します。
 最近の≪エステル≫全曲録音や、カークビー、キルヒシュラーガーの
オーケストラ指揮などで頭角を現していますが、
以前からチェンバロ・ソロや、
ウィリアム・クリスティ、ポール・マクリーシュなどの率いる
著名な団体での通奏低音奏者としても数多くの録音があります。

ぜひご参加下さい。

聴講料: 会員無料  一般1000円

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 レクチャー・コンサート 
ヘンデル没後250年祭記念事業 Event No.3

2008年12月14日(日)1:30PM開演・会場:千駄ヶ谷、3F音楽室

レクチャー・コンサート
ヘンデル:《オットーネ》とその周辺/名場面とアリア

講師: 藤江効子(日本ヘンデル協会会長)

2009年はヘンデル没後250年にあたります。
当協会でも≪オットーネ≫を上演する予定です。(⇒詳しくはこちらまで)
その準備の一環として、5月11日の講演に続き、
このオペラの名場面とアリアの数々を紹介します。
こぞってご参加下さい。
会員による演奏つき。

~ 出演 ~
日本ヘンデル協会・声楽会員によるアリア
[出演者は引き続き募集中です。]
チェンバロ:伊藤明子

聴講料: 会員無料  一般2000円

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会員の懇親イベント
Happy Birthday George! Vol.4
ヘンデル没後250年祭記念事業 Event No.4

2009年2月下旬
渋谷・駒場界隈の会場にて

ヘンデルの誕生日(2/23)の近辺に開く、会員の懇親イベントです。
会員の皆さま、ぜひご参加下さい。
ヘンデル協会に入会希望の方、この機会に入会されてはいかがでしょうか?

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 会員による研究発表 ◆
ヘンデル没後250年祭記念事業 Event No.5

2009年5月31日(土) 13:15-16:15
調布市文化会館たづくり 10階会議室にて

ヘンデルのオペラと史実:《オットーネ》をめぐって

講師: 三ヶ尻 正 会員

2009年はヘンデル没後250年にあたります。
当協会でも≪オットーネ≫を上演する予定です。(⇒詳しくはこちらまで)
その準備イベントの第5弾です。

≪オットーネ≫は中世の10世紀、初期の神聖ローマ帝国第2代皇帝
オットー2世とその妃となる東ローマ帝国王女テオファーネという
実在の人物の史実をベースにしたストーリーです。
しかし、実際の歴史とオペラ台本の中身には少なからず相違点があります。
ここには、オペラが作られた18世紀の政治・社会状況が色濃く反映しています。
講演では10世紀の史実と18世紀作曲当時の状況を見ながら
台本に隠されたメッセージを読み解きます。
また≪オットーネ≫初演前後のエピソードも紹介。

ぜひご参加下さい。

聴講料: 会員無料  一般1000円

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